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新年のご挨拶と介護事業所の評価・認証制度について

マンスリーコラム「経営に一言」2019.01.01

 謹んで新春を御祝い申し上げます。旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。本年も変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 さて、新年を迎え、気分も新たに様々な決意をされた方々も多いかと存じます。今年度は改定のない谷間の年ですが、ゆったりと構えているわけにはいきません。次回改定に向けた情報は徐々に発信されてきます。事前準備をいかに早く行うかによって、改定時期に落ち着いて取り組むことができます。その前に、無事改定を乗り切れるよう、強固な組織体制を構築しておくことが必要不可欠です。

 近年、どの業界でも人材不足に関するニュースが取り上げられておりますが、介護業界では特に人材確保だけでなく、職員の定着や育成についても課題として挙げられています。未経験者で採用しても育成できる職員がいない、または日々の業務に追われるだけではなく、きちんとした教育体制も整っていないことから、せっかく採用しても離職を招いてしまうことがあります。「昇給などの仕組みが明確ではない」「休暇が取りにくい」など待遇面や長時間労働なども離職理由に挙げられています。

 このような状況を踏まえ、厚労省は介護事業所の評価・認証制度の開始を発表しました。ガイドラインを設定し、認定制度の実施を担う都道府県に通知後、来年度からの導入を目指します。具体的には、都道府県に申請した介護事業所を対象に職員の就労環境を審査し、一定水準に達することで「認証事業所」として公表する仕組みとなります。評価項目として設定されているのは、「明確な給与・昇給体系」「休暇取得や育児・介護の両立支援」「研修や資格取得支援での人材育成」です。

 すでに一部の都道府県では同様の取り組みを実施しており、ある都道府県では働きやすい事業所を認証介護サービス施設としてホームページで公表しているそうです。各事業所で認証を受けるために職場改善を促す効果が見込まれるなら、在職している職員の離職防止にもつながるとの狙いも含まれています。

 このような取り組みが普及することで、働きやすい環境を整備せざるを得ない状況になるでしょうが、働きやすさの指標がランク付けされることで、事業所の評価が大きく左右されることになります。仮に応募を検討している人が、認証されている事業所・そうではない事業所の求人募集を確認した時、どちらに魅力を感じるか・・求職者目線に立った事業所となることも必要だと考えます。

 末筆ではございますが、本年もより一層のご支援ご厚情を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。