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新会社移行のお知らせ&最新ICT活用情報

マンスリーコラム「経営に一言」2017.09.07

 新秋の候、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 この度、株式会社ヘルスケア経営研究所は更なる支援の強化を図るべく、株式会社M&Cパートナーコンサルティングを設立する運びとなりました。今までの業務は新会社へ移管し、これまで以上に皆様にとって良きパートナーとなるべく、日々精進して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 さて、早速ではございますが、最近医療・介護分野におけるICT活用に纏わる議論内容を取り上げている記事をよく目にします。国は団塊世代が75歳を迎える2025年までにICTやAIを活用した医療・介護のパラダイムシフトを実現、確立させる意向です。そこで、2020年までにビッグデータやAIを活用した新しい医療・介護システムを本格的に稼働させる方針を示しており、今後の医療・介護業界ではICTやAIの活用は必然的となることが予測できます。
 しかしながら、現状ではICTを医療機関や介護施設が率先して導入しているとは言えず、介護業界の場合、現場で介護ロボットやICTが活用されていないことから、ケア業務の負担軽減につながらず身体的理由で離職が進んだり、取り組み内容に対するADL・IADLの改善度合いなどのデータ分析が進まず、アウトカムの実証や評価が十分ではないことが課題として挙がっています。要因は、ICTの利便性及び活用方法が掴めていないことから、活用に対して前向きではないことや金銭的な問題が考えられます。助成金が申請できても、全額賄えないため、金銭的な問題は仕方がない面もありますが、人材不足が深刻化している中、ICTを活用することでどのようなメリットが生まれるのか、先入観に囚われず、活用されている法人の見学やセミナーなどを通じて活用方法を探り、まず試してみることが重要だと思います。
 今後の取り組みとして、国はICT導入や負担軽減のアウトカムを実証することで、介護報酬等でインセンティブによる評価を検討することを示しています。また、ICTを活用することで、ネットワーク化が構築された場合、医療・介護情報が医師間で安全に共有でき、かかりつけ医と連携しながら切れ目ない診療やケアを受けることができるメリットが生まれます。一度、ICT活用について法人内で検討することをお勧めします。
 最後に、暦の上では秋を迎えておりますが、残暑が続き、夏の疲れが残るこの時期、どうかお健やかにお過ごし下さい。